レジャーやスポーツの季節、10月も熱中症に注意!熱中症、感染症に負けない子どもの健康管理術

猛暑が続いた夏が過ぎ、10月入り肌寒さも感じるようになりました。しかし、ここで油断をしてはいけません! 環境省「熱中症予防サイト」において、例年10月も日中の暑さ指数(WBGT)が「警戒」を示す日があります。特に関東から南においては、10月の後半まで「警戒」や「厳重警戒」を表す日が少なくありません。肌寒い日が続くと、ついつい水分補給を怠りがちになりますので、子どもにおいては、保護者や周囲の大人が注意しないといけません。

「10月にまず注意したいのは、熱中症です。暑さがおさまり過ごしやすい季節になると、ついつい忘れがちなのが水分補給です。果物からの水分摂取も活用し、日常の食事で熱中症を予防していきましょう。また、これから寒い季節に入ると、感染症に注意が必要です。感染症予防は、バランスよく栄養を摂ることが大切です。子どもは炭水化物が大好きなので、バランスが崩れないように注意しましょう」(栄養士)

「この夏、子ども達にオススメの食材は、高栄養でバランスが良いキウイフルーツです。その理由は、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールといった体を守る抗酸化物質が豊富に含まれていること。健康維持に欠かせないビタミン類、お腹の調子を整える食物繊維も豊富に含まれます」(栄養士)

キウイは栄養価の高い食品として、広くブームを呼んでおり、子ども達の栄養摂取に最適です。

「そのまま食べておいしいキウイは、ぜひ生で食べていただきたいと思います。加熱に弱い栄養素や調理で失われやすい栄養素をまるごと摂取することができます。2つにカットしてスプーンを使えば、栄養が多く含まれる皮の直下まで食べることができます。また、子どもは食に関わることで、興味を持ち、栄養バランスを自然に身につけていきます。子どもにキウイをカットしてもらうのもいいでしょう。役割を持つことで、どんどんやる気がわいてきます。また、週末は親子でキウイ・アレンジを楽しんでみてはいかがですか?」(栄養士)

コロナウイルスでストレスを抱える子どもに、「保護者の私たち」はどう向き合うべきか

新型コロナウイルス感染症の感染予防のため、春休み終了時の4月まで休校措置がとられています。突然の休校に子どもたちも困惑気味、保護者もどう対処すればよいかわからないのが現状です。加えて、会社のリモートワーク化で在宅での仕事しながら子どもの面倒を見る保護者も増えており、子どももストレスを感じていることでしょう。感染が拡大する中、精神科専門医である大学教授に、世代別で子どものストレス対処法を伺いました。

小学校低学年:不安に寄り添い、本気で遊ぶ

この時期の子どもは想像以上に保護者のストレスを感じ取っています。また、友達と遊べないことも大きなストレス。子どもはそうした不満や不安を一人で我慢している場合があるため、今は家族全員が不安な時期と理解し、たくさん話しかけて本気で遊んであげてください。

・勉強はクイズ形式で

・一人遊びよりトランプなどみんなでできるものを

・人混みを避けて広い公園にでかけてみる

小学校高学年:夜型にしない、生活リズムを崩さない

スマホの扱いを覚え始めた小学校の高学年は夜型生活に陥りがち。多くの子どもたちが自宅待機を余儀なくされたことを受け、いくつかのマンガサービス・アプリが無料でコンテンツを公開していますが、それが悪影響を及ぼす可能性もあります。また、思春期を迎える多感な時期、友だちと思うように遊べないことで孤独を感じているかもしれません。

・一緒に簡単な料理を

メニューを考え、買い出しから盛り付けまで一緒に調理を楽しむことはストレス発散に最適。かつ、気軽に達成感を感じさせることができます。

中学生以上:スマホ依存を防ぐために

思春期の中学生は、心と身体が急激に大人に変わるために、心身のバランスがとれず、時には反抗というカタチで外にでてしまうことも。そして、「スマホ依存症」にも注意が必要です。スマホをトイレやお風呂に持ち込むようになった、スマホのやりすぎを注意したらキレやすくなったなどがサイン。このサインを見逃さず、上手に会話をしながら気分転換をさせましょう。