痩せにくいコロナ太りに効果的!日々の食事に「Withレモン」

新型コロナウイルスによる自粛期間中、「太った」、「お腹回りに脂肪がついた」、「体重が増えた」という声がSNSなどに上がり、「コロナ太り」が話題になりました。自粛期間を過ぎて1か月以上たっても、コロナ太りが解消されないという声が多く、見た目だけでなく健康上の深刻な問題となっています。

実は、コロナ太りはいつもの体重増加ことは少し異なり、痩せにくいようです。コロナ太りの原因と解消方法を、ダイエット外来の医師にお伺いしました。

食後の血糖値の上昇を抑える方法で、最新の研究で明らかになったことがあります。それは、レモン果汁を米飯より前にとると食後の血糖値の上昇を抑えることができるというものです。この研究では、健常な20~30歳男女12名を対象に、米飯だけを摂取したとき、レモン果汁15gを米飯よりも先に摂取したとき、レモン果汁30gを米飯よりも先に摂取したときの血糖値推移を検証しました。その結果、米飯を摂取する前に、レモン果汁を摂ることで食後の血糖値の上昇を抑えられることがわかりました。

さらに、レモン果汁には痩せ体質になるホルモンを活性化させる働きがあるそうです。

「脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンというホルモンがあります。これは “痩せホルモン”といわれ、このホルモンの分泌量が多いと運動したのと同様の脂肪燃焼効果が得られ、太りにくい体になることがわかっています

「コロナ太りには3つの原因があります。その1つは自粛生活による運動不足、2つめは食生活の変化や脳内ホルモンの減少による食事の偏り、3つめはコロナ禍のストレスです。私の担当した患者さんでは、ストレス太りが多いように感じました。まず、不安な気持ちになるとセロトニン不足で糖質が食べたくなります。また、飲み会や趣味など楽しみの時間が少なくなり、喜びを感じたときに分泌されるドーパミンが減ると油ものが食べたくなります。ストレスを感じるとはコルチゾールというホルモンを分泌しますが、これは筋肉を脂肪に変えるという、肥満につながる働きをします。コロナ太りは、ホルモンの変化やストレスが絡んでいるため、なかなか解消するのが難しくなっています

「コロナ禍は免疫力を落とさないように、食べないで痩せるのではなく、“食行動を正すこと”が肥満の解消につながります。」(ダイエット外来医師)

毎日の生活で簡単に取り入れられる、レモン果汁を使ったダイエットサポートレシピもご紹介します。