コロナ禍の疲れは「はちみつレモン」で乗り切ろう!栄養士もおすすめする理由

一斉に在宅勤務になったかと思えば、緊急事態宣言明けでまたいつもの生活に戻ったりと、何かと疲れが溜まりやすい昨今の働き方。慣れない在宅ワークでの身体的な疲労だけでなく、感染防止に気を遣いすぎて精神的にも疲労を感じやすくなっているのではないでしょうか。

コロナ禍の夏を乗り切るためにも、昔から疲労回復の定番として親しまれてきた「はちみつレモン」を見直してみませんか?輪切りのレモンをはちみつに漬けた「はちみつレモン」は、部活や運動の後の定番アイテムですが、栄養学の観点からもしっかりと疲労回復効果が期待できるそうです。そこで今回は幅広い「はちみつレモン」の活用方法について、管理栄養士の先生にお話を伺いました。

「レモンにはクエン酸という、すっぱさの主成分である有機酸が豊富に含まれています。クエン酸には、ビタミンやミネラルの吸収を助けるキレート作用があり、この作用によって代謝が上がり、結果的に疲労の回復をサポートしてくれます。レモンのクエン酸含有量は、果物の中ではトップクラスで他の果物と比べると、みかんの約6倍、りんごの300倍も多く含まれています。

はちみつにレモンをつけることで、すっぱさが緩和され食べやすくなるだけでなく、一緒に食べると、レモンのクエン酸がはちみつのビタミンB群の吸収効率を高めてくれるのです」

真夏は紫外線や暑さによるストレスから、酸化ストレスを受けやすい時期。酸化ストレスから体を守るのはポリフェノールなど抗酸化作用のある成分です。

「レモンには、非常に抗酸化力の高いエリオシトリンが含まれています。果皮に多く含まれることから、皮ごと食べられるはちみつレモンはポリフェノールをふんだんに摂ることができます。さらに、レモンの香りは軽作業の負担感や疲労感を軽減するなど、香りによる効果も様々報告されています。

はちみつレモンはおいしいだけでなく、疲労ケアにつながることに気づいた若い世代からは支持が集まっています。SNSや料理投稿サイトではちみつレモンを使ったレシピが続々と紹介されているのです」(管理栄養士)

栄養の観点からも疲労回復が期待できる「はちみつレモン」。コロナ禍の夏、疲労ケアアイテムとしてさらに注目されそうです。