「準備なきリモート」を乗り越える!在宅で健康的に働くにはどうすればいいのか?!

新型コロナウイルスの感染拡大から政府は緊急事態宣言を発令し、不要不急の外出自粛を求めています。自宅でのリモートワーク(在宅勤務)が推奨される一方で、オフィス勤務からの急な労働環境の変化に戸惑っている方も多いのではないでしょうか?今回は自社でリモート−ワークを導入している、栄養や食の専門家にリモートワークで気をつけるべきポイントを取材しました。

突然のリモートワークへの変化、「準備なきリモート」に対して、満員電車に揺られなくてラッキーと思った方も、最初はいたかもしれません。しかし、そんな気持ちは最初の数日だけで、自宅に独りでいれば気持ちが少し落ち込んできて当たり前。それは決して鬱ではなくて普通の反応だと思います。

仕事スイッチを入れる「朝礼」のすすめ

そこで一番おすすめしたいのがチームス(Teams)やズーム(Zoom)、スカイプ(Skype)などを使ったチームでの「朝礼」です。業務開始時に部署単位等で全員の顔を見て朝礼を行うことで、自宅にいながらも仕事スイッチがオンになります。さらに、会話が減りがちなリモートワークにおいて、他愛のない会話をする貴重な機会にも。

この状況で、外食やコンビニの弁当を毎食続けるわけにはいきません。また、同じものを食べ続けたり、パスタやうどんなどの単品メニューだとカロリー過多の栄養失調になります。普段より多めにタンパク質を摂ることで無理なく糖質が減らしましょう。その他、喉の乾燥防止ために水をまめに飲むことはとても重要です。ストレスがかかっている状態だと唾液が減ってドライマウスになりがち。常に飲み物をデスクに置きましょう。

▼ 毎日摂ったほうがいい食品

  • 食物繊維  きのこ、海藻(海苔でもよい)と野菜
  • 発酵食品  ヨーグルト、納豆、みそ、キムチ、糠漬け等
  • タンパク質 肉 魚 卵 乳製品 大豆製品いつもより多く毎食
  • 良質の油  アマニ油、えごま油、魚の油など

▼ 推奨サプリメント

  • マルチビタミン&ミネラル系サプリメントを飲む。体型によっても量を調整する
  • コラーゲントリペプチドを1日1本 粘膜と血管を守るために飲む
  • 乳酸菌系サプリメントを飲む。研究者も感染症と関連しているとしています。

同じ姿勢で座りっぱなしでいると健康被害につながります。血行が悪くなることを防ぐため、少なくても1時間に1度は休憩として立ち上がったほうがいいです。ベランダがある人はベランダに出て外の空気を吸ったりしたもよいですね。

また椅子はとても重要です。椅子と机とパソコンの高さが合わないとすぐに腰痛や背中のはり、頭痛になることも。しばらく使う椅子と机なので、自分に合ったものを揃えたいです。

マメな歯磨きは感染症予防にも効果的です。出かけるときに目を触らないためにも、眼鏡やゴーグルの着用をおすすめしています。また、買い物のあとや宅配便を受け取ったら手を洗うこと。キーボードやスマホ、テレビのリモコンもこまめに消毒するクセをつけるべきです。可能であれば、空気清浄機もよいと思います。